「落ち着いたトーンの中に熱さを秘めた演技が魅力」——そんな言葉がぴったりの声優、榎木淳弥さん。
榎木さんはデビュー当初から着実にキャリアを積み重ね、今や主人公級のキャラクターを数多く演じる実力派声優として活躍しています。
特に、2020年のアニメ『呪術廻戦』で主人公・虎杖悠仁を演じたことで、一気に知名度が急上昇。
その後も『スパイダーマン(MCU版)』の日本語吹き替えなど、さまざまな人気作品でメインキャラを担当し、声優ファンだけでなく一般層にも広く認知される存在となりました。
しかし、ここに至るまでの道のりは決して平坦なものではありません。
榎木さんがどのようにして声優としての地位を確立し、どんな作品で飛躍してきたのか——デビューから現在までの軌跡を振り返りながら、榎木淳弥さんの魅力に迫っていきます!
榎木淳弥とは?その魅力と声優としての特徴
- 名前:榎木 淳弥(えのき じゅんや)
- 生年月日:1988年10月19日
- 年齢:36歳(2025年現在)
- 出身地:東京都
- 身長:168cm
- 血液型:A型
- 所属事務所:アトミックモンキー
- 職業:声優
- 活動期間:2010年代〜現在
榎木淳弥さんは、落ち着いたトーンの声と自然な演技力が魅力の声優です。
主にクールな青年役や熱血主人公役を多く演じていますが、コミカルなキャラやダークな役柄も得意としています。
感情表現が繊細で、キャラクターの心情を丁寧に表現する演技に定評があります。
声優デビューのきっかけと初期の活動(2010年代前半)
榎木淳弥さんが声優を志したきっかけは、大学時代にアニメ『天元突破グレンラガン』を観たことだと言われています。

もともと映画や物語が好きだった榎木さんは、声優という職業に興味を持ち、大学卒業後に本格的に声優の道を目指しました。
その後、アトミックモンキー声優・演技研究所に入所し、演技を学びながらスキルを磨き、現在も所属するアトミックモンキーに所属することになります。
株式会社 アトミックモンキー
東京都港区東麻布3-8-7 麻布ウィンテルビル3F
設立 2000年8月18日
主な所属タレント

特にデビュー初期は、端役やナレーションの仕事が多く、なかなかメインキャラクターを演じる機会がなかったとのこと。
その間も、オーディションを何度も受け続け、努力を重ねていたそうです。
転機が訪れたのは2015年。
『カードファイト!! ヴァンガードG』の綺場シオン役で主要キャラクターを担当し、知名度が上昇。
さらに、2016年には『活撃 刀剣乱舞』で堀川国広を演じ、端正な演技が評価されました。
この頃から、榎木さんのクールで落ち着いた声質が注目され始め、主人公やメインキャラのオファーが増えていきます。
こうした地道な努力と経験を積み重ねた結果、2010年代後半には**『呪術廻戦』の虎杖悠仁や『スパイダーマン(MCU版)』のピーター・パーカー(吹き替え)**など、大ブレイクにつながる役を勝ち取ることになります。
榎木さんの声優人生は、まさに努力と成長の積み重ねと言えるでしょう。
注目作品に出演!知名度が上がった転機(2015年〜2019年)
2015年以降、榎木淳弥さんは徐々に主要キャラクターを演じる機会が増え、知名度を上げていきました。
この時期は、榎木さんの声優キャリアにおいて転機となる重要な作品が多数あります。
最初の大きな転機は、2015年放送の『カードファイト!! ヴァンガードG』での綺場シオン役です。

この役をきっかけに、彼の端正な声質や自然な演技力が評価されるようになります。
ヴァンガードシリーズの新主人公チームの一員として、クールで知的なキャラクターを演じ、ファンから注目を集めました。
さらに、2016年には『活撃 刀剣乱舞』の堀川国広役に抜擢。

歴史ファンタジー作品であり、刀剣男士たちのドラマティックなストーリーが人気を博す中で、榎木さんの優しく落ち着いた演技が作品の世界観にぴったりとハマりました。
この作品で、女性ファンを中心に知名度が一気に上昇します。
その後も、榎木さんは主要キャラや主人公級の役を次々と務めるようになります。
- 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 館脇正太郎役
- ベイブレードバースト 紅シュウ役
- アイドルマスター SideM 舞田類役
また、2017年以降は海外映画の吹き替えにも積極的に挑戦し、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)でピーター・パーカー(トム・ホランド)の日本語吹き替えを担当。
この役はシリーズ化され、榎木さんの代表作の一つとなります。
このように、2015年から2019年の間に榎木さんはメインキャラクターを多数演じ、主演クラスの役者としての地位を確立しました。
この経験を経て、彼は2020年以降の大ブレイクへとつながっていくのです。
大ブレイク!榎木淳弥=主人公級の声優へ(2020年〜)
2020年以降、榎木淳弥さんは主人公級の役を次々と演じるようになり、一気にトップクラスの声優へと躍進しました。
特に、彼の代表作となったのが『呪術廻戦』の虎杖悠仁役です。
『呪術廻戦』での大ブレイク(2020年)
『呪術廻戦』は、芥見下々による大人気漫画を原作としたアニメで、2020年10月に放送がスタート。
榎木さんは主人公・虎杖悠仁を演じ、ナチュラルで感情豊かな演技が高く評価されました。

虎杖は明るく前向きな性格でありながら、仲間のために戦う熱い一面も持つキャラクター。
榎木さんの自然な演技と力強い叫び声が、キャラの魅力をさらに引き出し、作品の大ヒットとともに彼の知名度も急上昇しました。
映画・吹き替えでも活躍!スパイダーマンの声としても定着
同じく2020年には、MCU映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でピーター・パーカー(トム・ホランド)の日本語吹き替えを担当し、大きな話題に。
トム・ホランドの等身大の青年らしさを絶妙に表現し、「日本語吹き替え版のスパイダーマンの声=榎木淳弥」と認識されるほどの人気を博しました。
その他主なメインキャラターは、
- 東京24区 蒼生シュウタ役
- リーマンズクラブ 白鳥尊役
- はたらく細胞BLACK 赤血球〈AA2153〉役
今後の活動
今秋上映されるミュージカル『Once』にミュージカル初出演されることが決まっています。
ネットの反応は、
と、新境地での榎木さんの活躍に驚いている声も多く、またその活躍を期待する声も多いです。
まとめ
今回は声優の榎木淳弥さんのプロフィールや代表作についてまとめてみました。
現在の榎木さんは、主人公級の役を数多く演じるだけでなく、クール系・ダーク系・知的キャラなど幅広い演技を求められる機会が増えているのが特徴です。
デビューまでの道のりや演技に対する悩み、役をつかむまでの試行錯誤など、多くの苦労を経験してきました。しかし、それを乗り越え、今では主人公級の役を数多く演じる人気声優となっています。
「どんな役にもなじみやすい声」という武器を生かしながら、今後もさらに進化していく榎木淳弥さん。これからの活躍にも期待が高まります!